Google Appsのストレージお得感

Posted by 某企業のApps担当 | Posted in , | Posted on 11:39

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2月~3月と案件が立て込んで、情報収集そのものも出来ないくらいの多忙さ→やっと一息。

Amazon EC2だとかAzureだとかも視野に入れよう、という声も上がったので、クラウド全般情報収集隊として気分も新たに活動再開。

まずはここ最近のニュースを備忘録を兼ねて(GAppsやクラウドといった単語で引っかかったニュース。特に気になったものが中心)

[enterprise watch]マイクロソフトvsグーグル、使える企業向けメールサービスはどっち?【第一回】
※グーグル株式会社エンタープライズプロダクト マーケティングマネージャーの藤井彰人のインタビュー。

―なにをきっかけとして、Google Appsを検討する企業が多いのでしょうか?

藤井氏
多いのはメールボックス容量の不足ですね。IMAPサーバーの場合、一人あたり100MBレベルという企業は多いので、Gmailで提供する巨大なメールボックスに関心を示しています。

また、スパム・ウイルスチェックについても関心が高いですね。スパムメールやウイルス対策は多くの企業で苦労していることですから、Google Appsを利用することで解決しようと考える企業は多いです。
これはGoogle Appsの売り込み文句としてよく使うし、実際に「容量を気にしなくて良い」のは相当なメリットだと実用していて実感する。


我が社も1人あたりのメール容量は少ししかなく、メール量が半端ない人達や、個人にあてられているわけでないメールアドレスを管理するインフラ担当者などは、こまめにメールをローカルに受信する必要に迫られているらしい。

Google Apps用に作ってもらったメールアドレスがあるが、「このアドレスは、サーバーがいっぱいにならないように僕が月に何回かoutlookで落としてます。そちらがメインで管理されるなら担当を替えてくだされば・・・」的なことを言われ、AppsプロジェクトでGmailにどっぷり浸かっていた自分は驚いた。

Gmailを初めとしてGoogle Appsを使い慣れると、ストレージに関する感覚が鈍くなる。

余談だが、自分でWebサイトなどを作らない人や家でがちゃがちゃいじらない人は、Google Appsがストレージの点でどれほどお得かがピンときにくいらしい。
個人ユースレベルのレンタルサーバーと比較するのは少し無理があると思いつつ、無理を承知で比較するなら・・・

・さくらインターネット 40GB - 1,500円/月 ※初期費用別
・ヘテムル       10GB - 1,500円/月 ※初期費用別
・コアサーバー     15GB -   500円/月 ※初期費用別 
・Google Apps PE 約90GB -   500円/月 ※初期費用なし(ドメイン代除く)

90GBの内訳は、
Gmail:25GB、Sites:10GB、Video:3GB、Docs50GB(プレゼンテーション 最大10MB×5000個+スプレッドシート1MB×1000個、PDF10MB×100個) ※2010/04/06現在のデータ

企業で使うストレージはセキュリティなどの面で個人ユースよりももっと求められるものが多いはずなので自然コストも上がるように思う(手配経験がないのであくまで憶測)
それが、SSL利用でこの容量・価格なら、ストレージ容量の面では特に中小企業にはとても魅力的だろう。

そしてこのGoogle Appsの価格は、ベンダーがうまい汁を吸っていたSaaS業界にとって火種となったらしい。
[IT Pro][グループウエア]「月額500円」が標準に

元々グループウエアはSaaSのなかでも競争の激しい分野。「グループウエアは全社員が使うため、ベンダーにとって“おいしい”サービスだった。そのうえ、CRMの導入につなげやすいなどユーザー企業をSaaS活用へと導く入り口となる」(SaaSに詳しい大和クオンタム・キャピタルの山下純バイスプレジデント)からだ。基幹系システムと違ってデータを社外に置く心理的な抵抗感が薄く、導入を検討するユーザー企業が早くから多かったことも競争激化に拍車をかけた。

そうした激戦区にグーグルという“火種”が投げ込まれた。その結果、Google Apps Premier Editionの登場以降に提供を開始したサービスは、軒並み1ユーザー当たり500円前後という値付けになっている。
ただし、あくまでも月額料金であって、SSOやメールアーカイブなどのオプションを加えていけば、500円ではすまなくなるが・・・。

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