Google Docsにオンライン・ファイルストレージ機能が追加される

Posted by 某企業のApps担当 | Posted in | Posted on 16:00

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以前からGDraiveと噂されていたGoogle提供のオンラインストレージ機能が、遂にGoogle Docs内で幕を開けた。

アップロードできるファイルの種類の制限が撤廃され、1GBまでならば無料で使える。
Google Docs Blog:Upload and store your files in the cloud with Google Docs
Google Enterprise Blog(日本語):Google ドキュメントによる、クラウドでのファイル保管と共有機能の提供について
Internet Watch:Google Docsがオンラインストレージに、ファイル種類制限を撤廃
マイコミジャーナル:ついにGDrive実現、「Google Docs」に オンラインストレージ機能

今までは「.xls」「.xlsx」「.ods」「.csv」「.tsv」「.txt」「.tsb」「.doc」「.docx」「.html」「.txt」「.rtf」「.ppt」「.pps」しかアップロードできなかったので、zipでも何でも250MBまでならアップロードできるのは便利なことだと思う。

早速ヘルプを見てみる。
と、US EnglishのDocsヘルプにはしっかりとストレージに関する記述が付け足されていたが、日本語にすると、その記載はなかった。

http://docs.google.com/support/bin/answer.py?answer=37603
US English



“Google Docsに変換しないファイルは250MBまでアップロード可”

日本語を選択


2010/01/14 15:50現在ではまだ日本語化されず。いつものことだ。
しかも、Google公式ブログにて、何か質問があればフォーラムまでと書かれているが、フォーラム部分のリンクはフォーラム直結ではなく、このまだ日本語化されていないヘルプページだった。
GGRKS!と聞こえそうなので深くは突っ込まない。気が付けばいつの間にかローカライズが完了しているか、内容を少し新しくした、“新たなヘルプページ”が生まれていることにももう慣れた。(ただ、少しだけ内容が違う同じお題のページを複数置くのは勘弁願いたい)

残念ながら、私のアカウント(GDocs、Google Apps Docs)にはまだ「ストレージ機能が使えるようになりました」のbubble noticeが出ていないのでお試しが出来ない。

アップロードしたファイルの共有制限はどうなのか。今までどおり共有したい相手だけに制限できるのか、または公開状態でインデックスされるのかなど、少し疑問があるので、使えるようになったら試してみたいと思う。

Google Appsのログイン画面(Appsのhome)が変わった

Posted by 某企業のApps担当 | Posted in | Posted on 15:23

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朝から会議。昼食を挟んでまた会議。

やっと自席に戻ってきてChromeを立ち上げたら、Google Appsのログイン画面(Appsの説明画面)がガラリと模様替えをしていた・・・
http://www.google.com/apps/intl/ja/business/index.html

Before



After


何かウイルスでも食ってしまってChromeの設定が狂ったのかと一瞬焦ったのはとりあえず横において、半ばリンク集のようだった先のデザインと比べて、新しいデザインはヘッダーの青が目を引く。

毎日数千社がサインアップ。数年後には枯渇しないか?というくだらない突っ込みも脳裏を横切りつつ。

目下のお題はGoogleが中国から撤退するか?!の大ニュース。
中国の経済特区に進出している企業の中には、Google Appsを利用している企業も実際にあるので、今後の動きから目が離せない。

某所のGoogle Apps担当者の呟き

Posted by 某企業のApps担当 | Posted in , | Posted on 14:29

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クラウド、SaaSと一種のブームになっている色が濃いこの1年ほど。どこまで普及するかはともかくとして、なぜか仕事でGoogle Appsと関わるようになって約1年。

今後どこまでGoogle Appsが浸透するか分からないが、せっかく情報に触れる機会が多いのだから・・・とブログでまとめてみることにした。

とは言っても、業務上知りえた情報はここにはない。そもそもそんなものは出せない。

Google Appsの導入支援、サポートが有償でサービスされている中、有償情報をタダで垂れ流しては営業妨害以外のなにものにもならないので、ここでは下記のものだけ取り上げていく予定だ。
・Google 公式ヘルプ・ブログ・フォーラムで公開されている情報
・自分でGoogle Apps Standard Editionを触って分かったこと

Googleのサービスは基本、「自分でググれ」だと思う。
分からなかったらwebに投げろ。分かる人のヘルプを待て。そうしてGoogleにフィードバックしてくれたら、それをサービスに生かそうではないか。

利用者を人柱にするのか?と思わなくもないけれど、あれだけの機能を無料で提供してもらっていることを考えれば、Give&Takeだなと個人的には納得している。

グローバル対応のシステムを日本にローカライズさせた経験から、海外企業は日本企業のように重箱の隅を突くような細やかな対応をしないことも分かっている。

  • リリース予定・メンテナンス予定の告知などまずない!
  • バグは回収してから報告が来る。「修正した。確認したら問題なかったが、そちらでも確認してくれ」
  • 気が付けば何かが変わっている。
  • ほんの一瞬(ではないが)落ちたことなど些細なことで、問題ではない。全体の中でSLA分稼働していればよい。

慣れてしまえば大抵のことでは驚かなくなるが、「お客様は神様です」が土台にある日本企業でこの考え方に馴染むには少々時間がかかる。
最も、3ヶ月も経つころには、Appsにログインしたら突然機能が増えていることや、レイアウトが変わってしまったことなどに一切動じなくなるので、慣れとは怖いものだとしみじみ思うのだが・・・・

Google Appsも日々進化しており、1年前はてんで使い物にならないレベルだったものがいまや侮りがたいものになってしまった。利点と欠点は背中合わせ。どこに目を瞑ってどのメリットを享受するか。そこの取捨選択がうまく利用できるか出来ないかの分岐点だと思う。

ということで、MXレコード設定やCNAME設定などから始まり、何かと自分が苦労したこと、ひっかかりがちな部分など出せる範囲で出していきたいと思う。

Google Sitesにwwwなしのドメインを割り当てたい

Posted by 某企業のApps担当 | Posted in | Posted on 11:15

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Google Appsには、各機能(Gmail, Sites, Documentsなど)のURLをカスタマイズする機能がある。

例)
http://sites.google.com/a/自分のドメイン.com/サイト名/
↓ 
http://www.自分のドメイン.com または、
http://サブドメイン.自分のドメイン.com

これはCNAMEを設定してやればいいだけの話だが、ふと思った。
「wwwなしでは設定できないのか?」

個人的な好みの話で言えば、自分はwwwナシが好きだ。
なんとなく、wwwをつけるのが面倒、もしくはなんとなくダサい(スマートじゃない)。

趣味で作っているサイトは基本全部wwwなし。ただし、自分で301リダイレクトをセットしているので、www有でアクセスされてもきちんとサイトは表示される。
このあたり、wwwを必ずつけないと404を返す自分の会社だとか、アルクだとかにぶち当たるとちょっとイラッとするが・・・

本題に戻ると、「Google AppsのGoolgle SitesでwwwなしのURLはセットできるか?」

Apps導入担当者ということで、standard editionだが自分でGoogle Appsを使っていて、Google Sitesでのサイト運用もしている。既にいくつかCNAME設定によってカスタムURLで運用しているが、この「wwwなしの設定」は出来ないと思っている。

DNSの知識不足かもしれないが、CNAMEの設定でnaked domainを設定する方法がないからだ(厳密には、探したけれど見当たらなかった)

でも、企業の公式サイトをGoogle Sitesで運用したいと思った時、naked domainを使えないのは少々辛い。自分のように必ずwwwをつけるユーザーばかりではなく、wwwがなかった時に404を返すようじゃ機会損失がありすぎる。(自社の管理者にもそう言いたい)

同じことで悩んでいる人はいるはず・・・と、いつものごとくGoogle Apps Help Forumを英語バージョンにして検索する。

wwwなしドメインのことをどう表現するか分からなかったので、とりあえず「google sites domain no www」で探してみた。ヘルプフォーラムはグローバルに使われているので、英語が母国語でない人も多くいる。多少稚拙な英文だったとしても、親切な人は読み解いて答えてくれるので、この探し方でも大抵の場合はなんとかなる(^^;

検索すると、出るわ出るわ・・・。
検索結果

naked domainという単語が正しいかどうかは分からないが、分かりやすいなぁと感心。英語を母国語にする人相手なら、この表現で言いたいことは分かってもらえそうだ。頭の隅っこにメモ(笑)

いくつか検索結果を見てみると、URL転送についてGoogleが公式ヘルプページを作っていることが分かった。日本語では提供されていないヘルプが多い中、この件は珍しくきちんと日本語ページがある。

www を省略したドメイン URL の転送
ユーザーが「example.com」と入力した場合に www.example.com のウェブページを表示するには、Javascript リダイレクトや 301 リダイレクト、302 リダイレクトを作成して、ユーザーに目的のページを表示することをおすすめします。方法はドメイン ホストによって異なるため、ご利用のホスティング サービスにお問い合わせください。


例: GoDaddy.comGoDaddy.com のアカウントをお持ちの場合は、次の手順で 302 リダイレクトを作成できます。
1. アカウントにログインします。
2. [Domain Forwarding] セクションで、転送先アドレスとしてhttp://www.example.com」を入力し、[OK] をクリックします。
注: DNS 設定で @ のデフォルトの A レコードを削除した場合は、リダイレクトが機能しないことがあります。
Google Apps管理者用ヘルプ-URL 転送<
Google曰く、wwwなしドメインに飛ばしたければ、Javascriptリダイレクトをするか、301/302リダイレクトを設定しろ、とのことらしい。

さらに、Googleも利用している世界的なドメイン管理業者eNomを使っている場合のDNS設定方法が、Knolにスクリーンショット付で詳細に説明されている。
Knol-Forwarding to a Website while using GApps

日本国内で言うと、Value Domainを使っているなら、URL転送、またはwww有/なしで同じディレクトリを表示させる設定は簡単に出来る。公式ヘルプではないが、ボランティアで運用されているこちらのヘルプで詳細が説明されている。
はやわかりXREA- www の有無に関わらず同じページにアクセスさせる

ムームードメインのムームーDNSではURL転送は設定できないので、自分で301/302リダイレクトを設定するしかない。
申し訳ございませんが、URL転送の設定は行うことができません。
ムームードメインFAQ-既に運営している他のホームページスペースへURL転送を設定することは可能ですか?
お名前.comでは、「お名前.com転送Plus」を使えば転送できそうだ。

JavascriptによるURL転送や301/302リダイレクトについては、ググるとすぐに出てくる。
例)WEB2.0 Labo-サイト引越し・移転 (301 リダイレクトの方法)

私は途中でドメインを変えたブログがあり、URL転送が出来ないムームーDNSで管理しているドメインだったため、.htaccessを置いて301リダイレクトを設定したことがある。
ただし、このJacascriptと301/302リダイレクトはwebサーバーを自前で持っている(または借りている)ことが前提になると思うので、Webサーバーを持たずにGoogle Sitesだけで運用している場合はURL転送しかないように思う。